第1回 皮膚の構造

皮膚は、左の図のように大きくわけて「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層からできています。

  • 厚さ:表皮と真皮合わせて1.5mm
  • 面積:日本人の平均1.6
  • 重さ:体重の16%
  • 色:メラニン色素の量や血液循環などで決まる

1.表皮

皮膚の一番外側の層のことを表皮といいます。この表皮の状態が良いことが、一般に、“肌が美しい”ということになります。

化粧品は、主にこの表皮に働いて、栄養やうるおいを与え、美しく整えてくれます。

2.真皮

表皮の下にある層は真皮といいます。皮膚細胞の95%の占める厚い層です。

真皮は主に、コラーゲン、エラスチンと呼ばれる繊維細胞からできていて、そのすき間をムコ多糖等を主成分とした基質がうめつくしています。肌の弾力、ハリはこれらの構造によって保たれています。

3.皮下組織

真皮の内側にあるのが皮下脂肪を含んだ組織の層です。厚さ(脂肪の量)は、体の部位によって異なり、また年齢、性別、気候、健康状態等によって変化します。

皮下脂肪の役割

  1. 外界の衝撃より内側の組織を保護する。
  2. 体温を保つ。
  3. 余分なエネルギーを貯える。
  4. 女性の曲線美をもたらす。
  5. 皮膚にハリをもたらす。

細胞の構造

皮膚は細胞から成り立っていますが、皮膚だけでなく細胞は生物の体をつくる最も小さい単位で、下図のような構造になっています。

  • 細胞質:細胞を満たす粘液状のもので、様々なものを含みます。
  • 細胞核:細胞に生命を与えます。”死んだ細胞”tpじゃ核のない細胞のことです。
  • 細胞膜:特殊な構造により、栄養分の補給、呼吸、老廃物の処理、水分の出入りが行われます。